ファッション&ヘア特集  >  ブランドファイル vol.7 Champion(チャンピオン)

ブランドファイル vol.7 Champion

アメカジスタイルにはマストなブランド『Champion(チャンピオン)』。
お馴染みのCマークロゴが入ったアイテムは、
リバースウィーブ®のスウエットを中心に長年世界中の人々に愛され続けている。
半世紀以上に渡ってカジュアルシーンを牽引してきたビッグブランドの魅力をフィーチャーする。

撮影/宮川 学 ヘアメイク/津野美奈子(nuage) モデル/大野ヨウ

BRAND PROFILE
Champion(チャンピオン)年表
1919年 創業者サイモン・フェインブルームが、のちにチャンピオン社となる"ニッカーポッカー・ニッティング・カンパニー"を設立。
1920年 『チャンピオン・ニッティングミルズ社』として息子たちが社業を受け継ぐ。Tシャツやソックス、スウェットシャツの原型であるウールの下着を、屋外労働者の防寒用として販売。米軍学校の軍事用ウエアとして採用される。
1924年 大学としては最初の顧客、ミシガン大学とのビジネスが始まる。当時高価だったアスレチックウエアを高品質かつ手頃な価格で販売。
1930年 Tシャツやスウェットにナンバーや大学名をプリントするレタリング加工を開発。安価で高品質なスウェットは話題となり、全米中の大学から高評価を得る。
1934年 スウェットが縦方向に縮むのを軽減するために、本来縦に使われている生地を横方向に使用する製法「リバースウィーブ®」を開発。
1950年 シンプルで定番的なアイテムを好む学生たちの間で、大学名をプリントしたスウェットシャツが人気に。
1960年 当時のブックストア(生協)にはスクールカラーのTシャツやスウェットシャツしかなかったが、この頃からさまざまなカラーを展開する。
1969年 ロゴマークを一新。おなじみの"C"マークが登場。『全米の学校や大学からチャンピオンへ注文が殺到』という記事が新聞に掲載される。
1977年 チャンピオンが日本に上陸。「スウェットスーツ」を始めとしたアスレチックウエアの展開を開始。
1992年 バルセロナ、リレハンメル、アトランタ、90年代の夏季&冬期五輪でアメリカ代表チーム公式ユニフォーム・サプライヤーとなる。
2006年 FIBAバスケットボール世界選手権でスポーツウエアで唯一のオフィシャルスポンサーとなる。
創業者のサイモン・フェインブルームが1919年、アメリカニューヨーク州ロチェースターに「ニッカーポッカー・ニッティング・カンパニー」を設立。これが『Champion(チャンピオン)』のブランドスタートとなる。当時は、主にセーターの販売を手掛けていた。翌年、サイモンが没後、息子であるエイブ&ウリアム・フェインブルーム兄弟が「チャンピオン・ニッティング・ミルズ社」に社名を変更。 Tシャツ、ソックス、ウールのアンダーウエアを屋外労働者向けの防寒用下着として販売し、後に米軍学校の訓練用ウエアとして採用され、着実に事業を拡大させた。更に1924年にはミシガン大学を最初の顧客として迎え入れ、アスレチックウエアを販売。同じカレッジプリントを採用した手頃な価格で高品質なスウェットは話題となり、全米の大学に広がり、学生達から絶大なる支持を集めた。そんな地位に甘んじることなく、チャンピオンは更なる企業努力を重ねる。高品質なスウェットではあったが、唯一の弱点は"洗うと縮む"こと。コレを解決したのが1934年にサム・フリードランドによって作り出された"リバースウィーブ®"である。縦に織っていたコットンを横向きに使用する事で縮みを防いだ、画期的な発明。今現在でもチャンピオンの代名詞ともなっているこの製法は1938年、52年に二度の特許を申請し、保護している。1950年代にはシンプルで定番的なアイテムを好む学生達の間で大学名のプリントしたチャンピオンのスウェットがヒット。1960年には大学の生協で、スクールカラー以外のカラーの物を販売した。1967年、「チャンピオン・ニットウエア社」から「チャンピオン・プロダクツ社」への社名変更と共にロゴマークお馴染みの"C"マークに一新。1969年には「全米の学校や大学からチャンピオンへ注文が殺到」という記事が掲載され、ビッグブランドとしてのステイタスを世に知らしめた。ブランドの勢いはとどまる所を知らず、1977年に日本初上陸、バルセロナ、リレハンメル、アトランタ、90年代に開催された夏季&冬季五輪の公式ユニフォームサプライヤー、FIBAバスケットボール世界選手権での公式スポンサーなど様々な分野で事業を拡大させた。世界中の人々から認知され、愛され続けている"定番アスレチックウエアブランド"、それが『Champion(チャンピオン)』なのである。 チャンピオンの代名詞、リバースウィーブ®を解析!

サム・フリードランド1934年にサム・フリードランド(写真右)によって作り出された"リバースウィーブ®"。誕生以来、チャンピオンが誇る名作は、半世紀以上もの間世界的にロングセラーを記録している。そんな"キングオブスウェット"のディテールを徹底解析する。

リバースウィーブ®本来は縦に使われている身生地を横方向に使用。この編み生地の縦と横を逆にするという意味から、「リバースウィーブ®」と命名された。目の詰まった仕上がりが特徴
リブ丈リブ丈は一般的なスウェットよりやや長め。長さ的には平均10センチ
リブリブの素材は独特なギザギザ模様に仕上げられている。コレはUSMA(米軍士官学校)で使用されていたスウェットをモデルにしている。先染めによる美しい発色と、ゴツゴツした手触りはこの素材ならでは。
肩一般的なスウェットに見られる"肩はぎ"がない。縦方向に編まれた生地を首周り中心に折り畳んだような構造を持つ、チャンピオン・リバースウィーブ®ならではのディテール。
歴史と共に変遷してきたチャンピオンのタグ

チャンピオンの商品のネック部につくブランドタグは、時代の移り変わり、社名の変更など共に何度となく変遷している。ヴィンテージマニアやコレクターの間では垂涎なタグも存在し、アイテムによっては高額なプレミア価格がついているものもある。正に由緒あるブランドならではの事である。

1940年代 1950年代 1960年代 1960年代 1960年代 1970年代(赤) 1970年代(青) 1970年代(黄) 1980年代 1980年代 1990年代

1.1940年代、「チャンピオン・ニットウェアカンパニー」に社名変更後のタグ。2.1950年代、ゴールする人間の絵を、タグにプリントした通称"ランナーズタグ"このタグが付くスウェットシャツはかなりレア。3~5. 1960年代、リバースウィーブ®の古いタイプに見受けられる四方を縫い付けたタグ。これもかなりレア。6~8.1970年代、赤、青、黄の単色タグ。特に赤単色はコレクターの間では常に人気。9~10.1980年代、チャンピオンのシンボルカラー、赤と青、白をあしらったプリントタグ。11.1980年代の物はプリントだったが、1990年代は刺繍タグとなる。

CHAMPION UNIVERSITYって何?
CHAMPION UNIVERSITY CHAMPION UNIVERSITY ロゴ

CHAMPION UNIVERSITY(チャンピオン大学)は、チャンピオン公式サイト上にある、老若男女、人生において前向きに生きて行くという普遍的なテーマを校訓とし、終わることのない自分らしい生き方をサポートする場である仮想大学。SS13では、「スタイリングチャンピオン」としてスタイリストによる今すぐ使えるスタイリング講座を開設中。
公式サイト http://www.championusa.jp/cu/

ビーバー君CHAMPION UNIVERSITYのマスコットキャラクター、通称・ビーバー君(♂)。イベントやホームページ上で、CHAMPION UNIVERSITYをプロモーションしている。正式名は不明。アメリカ ニューヨーク州ロチェスター生まれ。チャンピオン大学(CHAMPION UNIVERSITY)の1回生。アメリカンフットボールやバスケが得意(??)で、アメカジファッションが大好き。

GREENROOM Festival'13×ChampionのコラボTがリリース
GREENROOM Festival'13×ChampionコラボT GREENROOM Festival'13×ChampionコラボT GREENROOM Festival'13×ChampionコラボT

5月18日、19日に横浜"赤レンガ地区"で開催されるビーチ/サーフカルチャーをバックボーンに持つ、音楽とアートのカルチャーフェスティバル「GREENROOM Festival'13」。毎年大盛況の人気イベントと、Championが誇るUSメイドのヘヴィーウェイトTシャツ「T1011(ティー・テン・イレブン)」が超絶コラボ。DRAGON76、CHO-CHAN、hi-dutch、イベントに参加する3名のアーテイストがデザイン。3名の個性が光るオシャレTは手に入れて損はナシだ。各種枚数限定でイベント会場、オンライショップでのみ販売される。左から順にDRAGON76、CHO-CHAN、hi-dutchモデル。サイズはM、L展開。

GREENROOM Festival'13

●限定販売1
GREENROOM Festival'13会場(物販ブース)
会場: 横浜・赤レンガ地区特設会場
日時:2013年5月18日(土)、19日(日)
フェス当日限定価格:¥3900(税込)
数量:150着サイズ:M/L

●限定販売2
Championオフィシャルオンラインショップ
URL: http://www.hanesbrandsinc.jp/
日時:2013年5月20日~
価格:¥5,145(税込)
数量:150着サイズ:M/L

2013S/S新作アイテムを徹底チェック!!
チャンピオンの2013年春夏新作アイテムは、ポップなナンバリングやリーフ柄、迷彩など、オシャレなアメカジスタイルを構築してくれる高デザインアイテムが、ラインナップ。Tシャツやショーツが活躍するコレからの季節にかなりオススメな物ばかりだゾ。 モデル/大野ヨウ リバースウィーブ®ウェーブTシャツ こだわりあるアイテムで夏先取りのアメカジスタイルを構築!
トリコロールなグラデーションが施された、リバースウィーブ®Tシャツと、フラワー柄のポロシャツをレイヤードしてポップな雰囲気を演出。袖や裾からチラ見えしているフラワー柄が何ともイイ感じた。ボトムスにはUSEDライクな雰囲気のあるショーツをチョイス。1950年代のバスケットボールショーツをモチーフにしたアジあるデザインは、トップスとの相性抜群。カラー、サイジング共にバランスの取れたトータルコーデに仕上がっている。
リバースウィーブ®ウェーブTシャツ¥5,145、ポロシャツ¥3,045、バスケットボールショーツ¥8,295、その他本人私物

吸汗、速乾、霜降りカラーが特徴のリバースウィーブ®プレミアムジャージー

リバースウィーブ®プレミアムジャージーリバースウィーブ®製法をそのままにザックリ感ある武骨な風合いと軽量で吸汗、速乾に優れた素材、それがリバースウィーブ®プレミアムジャージーである。Tシャツを中心にしてこの素材を使用したアイテムをシリーズ展開している。ちょっと着古されたアジある質感と、厚手な見た目とは裏腹に肌さわりはとても心地よく、快適に着こなすことが出来る。シンプルだけれども雰囲気ある一枚はコーデのキーポイントに使えそう。カラバリも豊富だゾ。¥4,095

※商品の問い合わせ先は全てヘインズブランズ ジャパン株式会社になります。

商品問い合わせ先
ヘインズブランズ ジャパン株式会社 
03-5361-2860
公式サイト
http://www.championusa.jp/
トリムT
ウォッシュ加工が施されたヴィンテージライクなトリムT。ネック部には1940年代に使用された"通称ランナーズタグ"の復刻タグをON。¥4,095
ヴィンテージベースボールゲームシャツ
1940年代-60年代に実在した襟付きデザインをコットンリネンストライプ素材で仕上げた、ヴィンテージベースボールゲームシャツ。¥9,345
リバースウィーブ®ポケットTシャツ
リーフ柄モチーフの総柄プリントを施したリバースウィーブ®のポケットTシャツ。南国な雰囲気満点な一枚だ。¥5,145
70年代の復刻アイテム
リアルなヴィンテージっぽさを加工で再現した70年代の復刻アイテム。トリコロールな配色とバックに入ったナンバリングが特徴。¥11,340
70年代の復刻アイテム
70年代を再現したブルーバータグを使用した一枚。柔らかな肌触りと風合いがレトロっぽさを演出している。¥9,345
リバースウィーブ®Tシャツ
霜降りボディに胸元のフラワープリントが良く映えるリバースウィーブ®Tシャツ。MIAMIの文字がアメカジ気分を更に盛り上げる!? ¥4,095
リバースウィーブ®ショートパンツ


迷彩柄を採用したリバースウィーブ®ショートパンツ。しっかりとした作りはヘビロテしても、くたびれる心配は一切ナシ。¥4,620
アウトドアシーンでも対応可な高機能スウェット!

アウトドアシーンでも対応可な高機能スウェット防風性、透湿性を兼ね備えたチャンピオンが独自に開発したウインドストッパー®ファブリクス。この素材をリバースウィーブ®スウェットに落とし込み、更に「撥水」と「吸汗速乾」という2つの機能を加えた究極の一枚を作り出した。汗をかいたり、雨に濡れたりすると、蒸れたり、重くなったりすることは一切ナシ、スウェットのデメリットを徹底的に解消させているのである。アウトドアでのアクティビティやスポーツなどあらゆるシーンで大活躍してくれそうだ。¥18,690

WINDSTOPPER®、GORE®はW.L.Gore&Associatesの商標です。

Championを語る上では欠かせないT1011とは?

T1011T1011は、素材調達・糸の選定・縫製等、全行程をアメリカで行い、US製へのこだわりを受け継いだ、USコットン100%のTシャツ。チャンピオンを語る上では欠かすことの出来ない、アイテムである。1930年代に誕生し、当初は丈夫な作りが評価され、カレッジの体操着として使用されていた。その後、幾度かの改良を重ねてキャンパススポーツやプロスポーツのトレーニングウエアとして愛用された。日常シーンに使えるシンプルなデザインは、アスリート以外の一般の人達からも支持され、"ヘヴィーウェイトTシャツ"の定番として人気を博す。本国アメリカでは1999年に生産が中止されたが、ファン達の熱いリクエストにこたえる形で、2004年から日本での発売を再開した。米綿ならではのドライな肌触りも魅力のひとつ。¥4,095